高度な制御技術を要する精密機器において、ファームウェアは企業の競争力の源泉(コア技術)であり、外部委託時のデータ流出や不正コピーのリスクが最大の懸念事項でした。一方で、多品種少量の生産変動や急な増産に対し、自社設備のみでの書き込み対応は限界を迎えており、セキュリティを担保しつつ、生産負荷をオフロードできる信頼性の高い委託パートナーが求められていました。
プログラミングサービス業界で初めてISO27001(ISMS)認証を取得。物理的・技術的な防御壁に加え、徹底した人的管理体制を敷くことで、お客様の知的財産を鉄壁の守りで保護する受託体制を構築しました。
お預かりしたマスターデータは、外部ネットワークから物理的に隔離された専用PCのみで管理。作業エリアにはICカードによる厳格な入退室制限を設け、データへのアクセス権限を最小化することで、サイバー攻撃や内部不正による流出リスクを根絶しました。
定期的なセキュリティ教育と理解度テストを全スタッフに義務付け、高いセキュリティ意識を維持。私物端末の持込禁止やログ管理など、ISO基準に基づいた厳格なルール運用により、ヒューマンエラーによる事故を未然に防ぎます。
セキュリティ環境下にある自社工場内では、高性能自動ハンドラ(プログラマ)を稼働。手作業を排除した自動書き込みと全数画像検査により、精密機器に求められる極めて高い品質基準をクリアしつつ、大量ロットの短納期納入を実現しました。
「ここなら大切な知財を預けられる」という信頼を獲得し、外部委託への切り替えが実現。自社の生産リソースをコア業務へ集中させつつ、高品質なROM書き込み部材を安定調達できる体制が整いました。