低温ベーキングサービス

低温ベーキングサービスをご紹介します。

専用の低温・低湿ベーキング炉を使用し、40℃～50℃の温度、≦5％の湿度で処理を行います。
それにより、テープ品や非耐熱トレイ収納品などの高温に耐えられない梱包品へもベーキングが可能になります。

ベーキングの目的

高温のオーブンで加熱することで、吸湿による水分を飛ばし、リフロー時のポップコーン現象を防ぎます。
通常125℃の温度で、数時間保存する作業を行います。

それとは別に加熱によるデータ保持が出来なくなる症状(データリテンション)の確認の為、実施する場合もあります。

ベーキング対象例

■ 開封後の使用時間（フロワーライフ）を超えたもの
　　決められた開封後の使用時間を超えた場合に、水分を除去して使用時間をリセットします。

■ 袋が破れてインジケータが変色したものや履歴不明なもの
　　防湿梱包されていなかった時間や保管状態の履歴が分からない場合、水分を除去して使用時間をリセットします。

■ 長期保管品
　　防湿梱包されていても、保管環境によっては、少しずつ吸湿が進みますので、使用開始前にリセットします。

低温ベーキングとは？

専用の低温・低湿ベーキング炉を使用し、40～50℃の温度でかつ、湿度≦5％でベーキングするものです。
主に125℃などの高温では耐えられない梱包品に収納したまま使用時間をリセットすることができます。

デメリットとしては、ベーキング時間が数週間と長くなることです。

低温ベーキングに適したもの

■ テープ品
　リールやエンボスキャリアテープに収納されている製品

■ 非耐熱トレイ
　PPやPSなどの樹脂でできたトレイに収納されている製品

高温に耐えられない梱包仕様の為にベーキングが出来ない、詰替えを行っていたなどの場合には、
低温ベーキングサービスをご利用ください。

詳細については、お気軽にお問い合わせください。