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■ オフセットアドレス


オフセットアドレス(Offset address)
Offsetは英語で差し引きするという意味です。基準点のアドレスを0として、データの位置を基準点から差し引いた値をオフセットアドレスと言います。

具体例を用いて説明します。
マイコンは周辺デバイスを制御するためのI/O、レジスタが内部アドレス毎に割り当てられています。

【マッピング例】

マイコンを動作させるプログラム開発後、動作検証、製品化するためには「FlashROM」にプログラムデータを格納(書込み)しなければなりません。


開発/検証ツールでの「FlashROM」領域へのプログラム格納には、これらツールが認識できる領域情報を含んだROMデータが必要となります。
このROMデータはソフト開発ツールにて、Intel、MOTOROLAフォーマットのHEXファイルで生成、提供されることが一般的です。
プログラマを使用し「FlashROM」領域へROMデータを書込むには、まずROMデータをプログラマ内蔵のバッファメモリ(アルゴリズムカード)へ格納する必要があります。

以下の場合、E000 0000h~ のROMデータを バッファメモリの 0000 0000h ~ 07FF FFFFhへ格納しなければなりませんが、ROMデータの領域はバッファメモリを超える領域であるため範囲外となり、バッファメモリへは格納されません。

【メモリ範囲外への格納イメージ】


正しく格納するためには、ROMデータのE000 0000h~ を 0000 0000h~ とみなした領域判定が必要となりますが、この領域の差分を「オフセットアドレス」の入力で設定することができます。

【オフセットアドレスの指定】

オフセットの値は、ROMデータの領域(アドレス)情報と対象デバイスにより異なります。
ROMデータの領域情報についてはデータ作成者へのご確認、もしくはデータの先頭数行を開示いただければ弊社での確認も可能です。
バッファメモリの0番地からの格納が基本となりますが、対象デバイスによっては異なる場合もありますので、これら情報についてはアルゴリズム説明書をご参照下さい。


【注意】
 ・ マスタデータがBINARYデータである場合は、オフセットアドレスは指定できません。